2020年6月29日月曜日

涼州詞 王翰

涼州詞(りょうしゅうのし) 王翰(おうかん)
この詩は辺塞詩(へんさいし 辺境の地のとりでを詠った詩)の一つ、
「涼州詞」というメロディにのせて歌われました。

無料の飲み会に出たら、一人の男が演説を始めたんだ。
「長寿の亀にも、寿命が有る。
 龍は霧を伴い空へ登るが、終には土となる。
 名馬は老いても、千里走るを夢見る。」なんて 煽られてしまってよ
気がついたら、この砂漠の街で戦争さ。
一緒に来た仲間なんてほとんどいなくなってしまった。
葡萄美酒に酔って、砂漠で転んだからと言って笑わないでくれ、
ここは、戦場で、明日もしれぬ身なのだから

涼州詞 王翰











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2020年6月13日土曜日

代悲白頭翁  劉希夷(りゅうきい)

「代悲白頭翁」(白頭を悲しむ翁に代わって)という漢詩です。

  • らくようじょうとう とうりのはな
  • とびきたりとびさり たがいえにおつ
  • らくようのじょじは がんしょくをおしみ
  • ゆくゆくらくかにおうて ちょうたんそくす

全部で8ぺ-ジもありますが、リズム良く読めて、お気に入りの一つです。



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清明 杜牧

清明の時節 春雨がしとしと降りしきっている。
その中を歩いていると、侘びしさに心が折れそうになる。
私は尋ねる「ちょっと君、居酒屋はどこだい」
牛飼いの少年は、はるか先の杏の花咲く村を指差した。
私は、足をふみだす。 きょうからのむのら

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月夜 杜甫

今夜鄜州(ふしゅう)の月
私達家族は、戦争に巻き込まれ、遠く離れて暮らしている。
幼い子どもたちは、父がいないことを分かりもしないだろう。
美しい妻は、今も涙ぐんでいることだろう。
この美しい月を共に見る日が来るのだろうか。

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